熊野古道 松本峠

三重県にまだ置いてある実家の管理上の所用で、熊野古道の一つ、松本峠を歩いてきました。出身高校のすぐ上にありましたが、私が高校生の頃には名前は知ってましたが、ただの山越えの旧道。その頃は熊野古道も今ほど脚光を浴びる事なく、当然整備もされておらず。通った記憶すらありませんでした。

熊野古道とは、紀伊半島南部にある熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)と、伊勢や大阪・和歌山、高野及び吉野とを結ぶ古い街道の総称であり、ユネスコの世界遺産にも登録されています。 熊野古道と一口に言っても範囲は広く、伊勢路のほか、紀伊路、小辺路、中辺路、大辺路と、5つの道があります。山岳信仰と結びついたその道々は、険しい山々を越えて繋がっています。

松本峠は、伊勢路の途中にあり、熊野古道の中でも登り口が国道のすぐ近く。コースが比較的短く、ほとんどの道に石畳が残り、眺望も良いことから観光客にも人気のコースだそうです。

峠にはお地蔵さん

父親がまだ幼児の頃なので昭和の一桁の頃。熊野大花火を見るために、船で大泊まで来て、手伝いの女性に背負われてこの峠を越えたのを覚えていると、随分前、一緒に登った時に話してくれました。

展望台で故郷の海を眺めながら、カスタード鯛焼きを食べて、妹とそんな父親の思い出話をあれこれ。寂しくなりました。

鬼ヶ城ルートには展望台。
七里御浜が眺望できます。

投稿者: merrynomad96

アラカン、シングルのmerry nomadです。アラカン女性のこれからの生き方について一緒に考えていけたらと思っています。よろしくお願いいたします。

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